絵を描くとは。
Mac星人です
イラストや、油絵や、とにかく絵を描くことを考えて、勉強するために某大学に入学したことを報告しました。
Mac星人は人生のピークを超えたおばちゃんですが、好きなことを掘り下げることを考えて学校に行く、なんてことどうして考えたの?
なんて聞かれる事度々。先々のこと考えて計画的に貯金をするとか、そんな方が大切なんじゃないか、と子供にも言われました。
でもなんですね。それはちょっと違うかなと、最近特に思います。何故そう思ったのか、大きな理由と実証がありますが、また詳しく語ってみたいと思います。
果たして、学校で教えてもらった事は・・・
学んだことで、絵を描くってなんだ???って
おぼろげに見えてきました。
それを少しばかりはっきりするために備忘録的に綴ってみようかと思います。
今までぼんやりしていたものが、実感を伴って見えてきたように思います。
もともと私って、文字表現は苦手で、絵こそ自己表現ではないかと思っていましたし、今もそうです。
絵を描くにに必要なものって何??
絵の具、コンテ、鉛筆、ペン?紙、キャンバス?・・・・・?
もちろん描く道具は必要です。
他には?描く対象、つまりモチーフ。
描く景色とか、花とか、人物?石膏像??
私は現代アートが、理解できて見ているんだろうか。答えを知りたくて、本、ネット、テレビ、探して見ましたが、なかなか答えに行き着きません。
芸術ってなんでしょう。
例えば、百貨店などで、綺麗な花の絵や、風景画や、有名絵画の模写品が売られています。
この全てが芸術なんでしょうか?
学校で学んだ事
学校で勉強して、初めて知ったことがあります。
大好きな印象派の画家たちが、なぜ印象派を作ったのか、ということです。
約200年ほど前、それは画家たちが目指した、正確で見た目に素晴らしい写実的な絵画を簡単に打ち破るものでした。
そう写真です。それまでの画家は、王様や教会や裕福な人たちに雇われて、肖像画や宗教画や景色を描いていましたが、写真が登場し、その必要がなくなってきたのです。
その時、画家たちは考えました。
「画家は何を描けばいいのだ??」
それから芸術は芸術として、現代アートへと発展して行きます。
写実的に対象物を描くだけ、というのはなくなりました。そこには画家なりの考えや思いや意味することが含まれ、目に見える絵の上っ面だけでは全て見たことにはならなくなりました。
実際に
大学で3年次に始まった実習では実際に描く時間は全体の半分以下で、構想段階で取材を行い、構想が決まったらエスキース(下書き)を行い、本番に臨みます。
対象物となる物は一応用意してあったりしますが、そのまま写実的に描くことはなくなりました。
「あ・・やっとだ」やっと絵画を描ける。そんな感じでした。
観て、観察して、考えて、感じて、考えて、思案しているうちに「ぱっ!」とイメージが浮かんできて、絵にする。そんな制作スタイルになってきました。
思えば1、2年の時はどれだけ正確に対象物を描けるか、の勉強でした。絵を描く技術だけを教えてもらっていましたし、不満でした。
思考の海に突然浮かぶ小島が私の作品です。
まだまだ海までいかなくて小川ですが・・・
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