イラストレーターの初心者向け使い方「縁を付ける」

Mac星人です

文字をアウトライン化しましたね。
イラストレーターでは図形や文字の塊
のことを「オブジェクト」といいます。

オブジェクトを編集するつもりで
先ほどのアウトライン化した文字

をつけてみます。

実際に生活の中で、ふちがある文字は
意外とたくさんあります。
みんなパソコンで書かれたものです。
自分の周りをぐるっと見渡すと
そこここに見受けられると思います。

作業しやすい場所

前回から通して見て、オブジェクトは
編集しやすい場所におかれています
でしょうか。画面のパネルやツールの
間にあるので、隠れていたり、
端っこにあったりしませんか。

オブジェクトを移動する

偏った場所にあったなら、
オブジェクトを選択ツールで選択した状態で
オブジェクトをクリックしたままマウスを
動かせばオブジェクトが移動します。

画面上でファイルの移動

なにやらたいそうですが、やって見ましょう。
オブジェクトを選択ツールで選択したら、
キーボードのスペースキーを押します。
すると選択ツールの矢印が「手のひら」
に変わります。手のひらのまま、
画面の余白部分をクリック&ドラッグします。
手のひらが画面をつかんで動かします。
すると画面上で、オブジェクトが見易い場所へ
ファイル自体が動きます。

アートボード

イラストレーターで、作業をしている画面が
ちょっと他のソフトと違うことにお気づきでしょうか。
ワードやエクセルの画面を思い出してください。
ファイルの外側に余白があったでしょうか?
無いですよね。イラストレーターではファイルの表示を、
広ーいテーブルの上にA4ならA4の紙をおいた
状態の感じでファイルを表示しています。
これは作業する上でとても便利な状態です。

イラストレーターのイメージとしては
オブジェクトは1つの塊として扱われるため、
A4からはみ出しても表示させたいわけです。
この「A4の紙」をアートボードといいます。
アートボードに関してはおいおい説明して
行きますが、とりあえず抑えておきます。

文字に縁をつける

ワードやエクセルの飾り文字を作るとき、
ふちがつけられますが、かっこ悪いですね。
縁の太さの分、文字自体が細くなってしまって
効果が半減しています。文字の太さはそのままで、
外側にふちがつけられればいいのに・・
と思った方もいらっしゃるかと思います。

これから紹介するやり方はイラストレーターを
使っていく上で必須とも言えるやり方です。
応用すればイラストを描くときに
微妙なニュアンスを表現できる手法にもなります。

しっかり覚えましょう。

アウトライン化した文字を選択したら、
画面右のパネルの中の「カラー」を表示します。
(ない場合はメニューバーの「ウインドウ」→「カラー」)

「カラー」のパネル上の左上隅に
黒い四角と赤い斜線の入った四角が重なって
表示されていますね。これは文字の本体が黒で、
縁は色がついていない状態を表しています。
この赤い斜線の入った四角をクリックします。

次に「カラー」の下側の綺麗な色から
好きな色のところをクリックします。
Mac星人は赤を選んで見ました。

黒い文字が一瞬で真っ赤になりました。
この文字の色の黒はなくなったわけではなくて、
縁で隠れてしまったわけです。

次に画面右のパネルの中の「線」を表示します。

その中の「線幅」に注目してください。
「0.353mm」となっていると思います。
「0.353mm」=「1ポイント」です。
この数字を変えてみればわかると思いますが、
ちなみに5mmにして見ました。

えらいことになってしまします。
丸い団子にツノが生えています。
ツノの正体は線幅の下の「角の形状」にあります。
「角」は初期では左側の角張った四角い状態ですが、
これを真ん中の角丸にします。

お団子だけになりました。

さて、この縁は黒い文字の上に重なって
表現されていますので、黒い文字は隠れて
しまう部分が多く表示できません。
そしてこの順序を変えることはできません。

そこでこの縁を生かし、黒い文字を
表示させる方法があります。

まず、赤い斜線のボックスに戻して、
縁をなかったことにします。
「カラー」パネルの重なったボックスの下に
3つ四角ありますね?そこの赤い斜線の四角を
選択します。これで最初の状態に戻りました。

手順は簡単です。このやり方を覚えれば
いくらも応用が利くので覚えてしまいましょう。

手順1 コピーする

縁をつけたいオブジェクトを選択(クリック)したら、
「command」+(押しながら)「C」

Macがコピーしました。

手順2 後ろに貼り付ける

何の後ろかというと、選択したオブジェクトの
真後ろの同じ位置に貼り付け(置く)ます。
「command」+「B」を押します。

「B」は「Back」のBです。
前に置きたい時は「F」を押します。

オブジェクトがもう1つ張り付きました。

手順3 縁をつける

感の良い方は起き付きでしょうが、
後ろに貼り付けたオブジェクトに、
先ほど施した「縁」をつけます。

「カラー」パネルの赤い斜線のボックスを
選んで、好きな色をスポイトで吸い上げます。

完了!

後は「線幅」「線端」「角の形状」
「線の位置」
を調整します。

この手順はいろんな場面で応用しますので、
是非覚えておいてくださいね。

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